トイレの掃除法と芳香

小さな子どものいる家庭や、皮膚の弱い方におすすめなのが『ナチュラルクリーニング』と呼ばれる、 身近にある材料で掃除する方法です。重曹とクエン酸水スプレー(水1カップにクエン酸小さじ1を溶かしたもの)を常備し、 気がついたときにさっと掃除します。重曹は研磨作用や消臭作用があり、 クエン酸は水垢等の汚れを中和して落とし、雑菌を抑制する効果もあります。 便器掃除には重曹とユーカリ油をよく混ぜたものを使います。 便器内にその粉をふりかけよくこすり、しばらく置いておくとユーカリの香りが広がります。 これらの掃除法は頑固な汚れには効果が出にくいかもしれませんが、普段のお掃除には十分です。

さて、これまでトイレ掃除の方法を主に見てきましたが、いくらきれいなトイレでも、 嫌な臭いがこもっていては台無しです。最近ではトイレの芳香剤にも色んな種類があり、 消臭・芳香だけでなく除菌効果のあるものや、置き型タイプ・スプレータイプ、 トイレットペーパーホルダーのフタに挟むもの、など形状も様々です。 即効性を期待するならスプレータイプ、尿などの長期的な臭いには置き型タイプ、 というように用途によって選ばれているようです。つい香りを優先させてしまいがちですが、 消臭効果を重要視するようにしましょう。

また、先ほどの重曹と好きな精油を混ぜて容器に入れ、 置いておくと芳香剤代わりになります。2カ月ほど持ちますし、その後お掃除にも使えて便利です。 特に消臭効果がある精油は、ユーカリ・ペパーミント・グレープフルーツなどで、全て抗菌効果もあるのでおすすめです。 トイレは、各個人で気になるところや汚れやすいところは違います。お気に入りの掃除法を見つけ、 まずは出来るところから少しずつ始めましょう。長く続けられることがきれいな空間を保つポイントでもあります。

トイレの便利グッズ

トイレ用掃除シートは、使った後にそのまま流せるものが多く、 手軽で衛生的なため家庭では広く使われているようです。 各メーカーから色んなタイプが出ていますが、消臭・除菌効果のあるもの、厚手タイプ、 重曹を使った体に優しい成分を使ったもの、水の溶けやすさを重視しているもの、 香り付きのもの、など様々です。また、トイレットペーパーにスプレーを吹きかけて掃除できるものもあります。

また、清潔に使いたいトイレ用ブラシですが、取り換えタイプもあり、 洗剤付きでスポンジのものや、トイレットペーパーの素材で出来ており、掃除後流せるものもあります。 頑固な汚れには特殊な素材で消しゴムのように洗剤なしで汚れをかき落とすものや、 便器内に液体や泡を付着させて時間をおき、水を流すだけのものもあります。

また、汚れ防止を目的とした製品も多数あるので、上手に利用すると良いでしょう。 ある製品は便器内にジェル状のものを付着させ、 水を流した後もトイレの表面全体に洗浄防汚成分がいきわたり、 一定期間効果が期待できます。その他、トイレタンクの蛇口下に置いて、 排水口にたまりやすいヌメリ(水垢)の発生をおさえ、 排水パイプ内の除菌やいやな匂いを抑制するものもあります。

トイレ掃除のポイント

まず、トイレ掃除の一番のポイントは「気付いたら掃除」です。 便器や便座の汚れ、タンク表面の結露や床にこぼれた水滴、尿などは気付いたら拭き取ります。 この程度なら洗剤も不要ですし、家族皆で行うこともできます。これだけでも十分きれいな空間を保つことは出来ますが、 見えないところに汚れがたまる場合もあるので、念入りな掃除も定期的に行いましょう。

トイレの汚れには、アンモニア汚れ(尿)、水垢、便器の内側のピンク汚れ(バクテリア)、 カビ、ほこりなどがあります。普段の掃除は、便器の内側をトイレ用ブラシでふち裏までこすり、 便座は水気を十分に絞った軟らかい布(トイレ用掃除シートでも)で拭き取ります。 その後タンクや便座のふた、便器の外側、便座の裏など尿が飛び散りやすいところも拭きます。 床・壁も尿飛びしているので同様にします。ポイントは汚れの比較的軽い所から拭くことです。 その点に気をつければトイレ用掃除シートなどは一枚で済ませることもできます。

丁寧に行うときは、普段の掃除と合わせて細かいところまで掃除します。 便器の内側にはトイレ用中性洗剤を使い、ふち裏の届かないところは靴用ブラシでこすります。 便器と床の隙間は、割りばしに布をまいたものなどで、汚れや水分を取り除きます。 シャワーノズルは、ティッシュなどを使って慎重に引き出してから、歯ブラシなどでこすり洗いします。

トイレの言い伝え

部屋がきれいだと気持ちよく過ごせることはもちろんですが、トイレがきれいであることにも重要な意味があります。

トイレは一番汚れやすい場所であり、一日何度も利用します。そして一人で使用するため、リラックス出来る空間でもあります。そのような場所がいつもピカピカに清潔であれば、トイレを出た後も心地よく過ごせるはずです。

トイレがきれいだと運気が上がる、といった言葉は誰もが聞いたことがあるでしょう。トイレには神様がいる、妊婦がトイレ掃除をするときれいで良い子が生まれる、美しい神様がいてお産や月経を楽にしてくれる、トイレ掃除をすると金運が良くなる、良いお嫁さんになれるなど、日本でも古くから言い伝えがあります。

風水では、「食べ物で良い気を取り入れ、トイレで悪い気を流す」と言うように、トイレは家族の健康運に関係し、臭気がこもっていたり、暗かったりすると体や精神に影響を与えると言われています。明るく、全体的に温かみのある色合い、掃除の行き届いたきれいな空間であること、適度な換気、トイレのフタは閉じる(悪い気が漂う為)などが良いとされています。

また、トイレは不浄のものを出すところであるため、大抵の人は掃除を嫌がります。そのような場所を掃除することで「徳」をつみ、それに対し神様は幸運をくださる、という考え方もあります。

このように様々な説がありますが、運気のアップを期待する場合も、自分や家族が気持ちよく生活するためにも、トイレ掃除は欠かせないようです。